M&A会社の種類と分類

M&A全般に関するアドバイスと契約が成立するまでのコーディネートをしてくれるのがM&A専門会社です。
ファイナンスだけでなく法律や会計、税務など幅広い知識が必要なM&Aを成立させるには、経験豊富で信頼できる専門会社に依頼すると良いでしょう。
M&A専門会社には対応できる範囲ごとに3種類に分けることができます。
あなたの会社のスタイルにいちばん合ったM&A専門会社を選ぶことが「理想のM&A」を実現する秘訣です。

3タイプのM&A専門会社

M&A専門会社には、「金融系」「M&A仲介系」「事業コンサルティング系」の3つのタイプに分けることができます。
M&Aの相談相手選びとして「専門的なM&Aの知識」「自社の規模」「成約までの時間」「サービスやアドバイスの範囲」など、自社の現状や求める内容に合ったM&A会社を選択することが大切です。
以下の3タイプの専門会社の特徴を参考にあなたの会社に合った専門家を探してみましょう。

金融系M&A専門会社

全国に多くの支店をもつ銀行や証券会社系列のM&A専門会社は、知名度が高いため多くの案件を抱えているのが特徴です。数百億円規模案件の成約実績を誇るM&A専門会社もありますが、その多くは中小企業をサポートの対象外としているので注意が必要です。

仲介系M&A専門会社

おもに中小企業をメインとした「売り込み型」を得意としています。業態悪化などを理由に契約の早期成立を優先する企業にはよいでしょう。セールス力を前面に押し出した会社が多くM&Aの内容よりも「成約させること」を重視する傾向があります。

事業コンサルティング系専門会社

M&Aの知識があまりないような顧客にとってベストな結果となるよう「戦略立案」の段階から安心して任せることができます。相談主に寄り添うサポートは、コンサルティング系専門会社の最大の特徴といえます。仲介系M&A専門会社のように「できるだけ早く売りたい」会社には向いていませんが、時間よりも内容を重視したい方におすすめです。

M&A専門会社を選ぶ際にチェックすべきポイント

M&A専門会社は大きく3つのタイプに分けることができます。
これ以外にもサービスの範囲や取扱い案件の規模といった以下のようなポイントもM&A専門会社選びの際に注意すると良いでしょう。

M&A会社の規模は
どれくらいか?

M&A専門会社は、数人ほどの小さな会社から数百人のアドバイザーが在籍するような大企業までさまざまあります。

業界特化型か非特化型か

一般的なM&A専門会社は非特化型です。逆に介護・医療系や店舗系ビジネス、WEBサイト系など業種や業界をしぼり込んだM&A会社が業界特化型になります。業界特化型の強みは、なんといってその業界特有の法規制や専門的な知識が豊富な点です。もちろん業界内のM&A案件を数多く抱えています。逆に非特化型のM&A会社は、業種や業態に関係なく幅広いネットワークが強みだといえるでしょう。

取り扱っているM&A案件の
規模はどうか?

M&A会社が取り扱う案件の規模には、数百億円のディールサイズから数億から数十億円の中規模、そして1億円以下の小規模があります。M&A専門会社によっては取り扱う案件の規模を限定しているところもありますので注意する必要があります。

系列所属か?
それとも独立系か?

M&A専門会社は、大企業グループや系列に所属する会社と、どこにも属さない独立系の会社があります。系列所属の場合は幅広いネットワークを生かした情報収集が可能だというメリットがあります。逆に独立系の場合は、系列やグループ特有のしがらみや縛りがない分、フットワークがよいという点が強みだといえるでしょう。

対応可能なエリアは?

自社の事業内容にあわせてM&A専門会社の対応エリアをチェックしておくことも忘れてはいけません。全国対応のM&A専門会社の場合は、M&Aパートナーを幅広く探すことができるという点が強みです。地域特化型のM&A専門会社は地域を絞り込んでいる分、よりニッチな情報収集によるマッチングが可能となります。

M&A専業か?
それとも兼業か?

M&Aを取り扱う会社には、M&Aを専業としている会社だけでなく、M&Aアドバイザーとは別の本業をもつ会社があります。専業と兼業どちらにもメリットがありますが、兼業の場合は本業のネットワークの有効活用が期待できます。逆にM&Aを専業としている会社は、M&Aの仲介やアドバイザーとしての豊富な経験や実績がなによりの強みだといえるでしょう。

まとめ

M&A専門会社にはそれぞれ得手、不得手があります。
あなたの会社の事業内容や規模、エリアなどを考慮にいれたうえで、M&Aの成功のカギを握る良き相談相手を3種類のM&A会社のなかから見つけだすことが重要です。