飲食業界での子会社化/売却額15億4577万1400円
フレンドリー<8209>がTOBを通じてジョイフル<9942>の子会社化することが決定
- 売り手株式会社フレンドリー
- 買い手株式会社ジョイフル
- 売上高
- 72億5042万7000円
- 業種
- ファミリーレストラン業
- 売却金額
- 15億4577万1400円
関西を中心とするファミレスチェーン「フレンドリー」は、TOBを通じてファミレス大手の「ジョイフル<9942>」の子会社化となることを決議しました。買付価格は100円/1株で2018年5月14日から6月11日にかけて行われ、政府系ファンド「地域経済活性化支援機構」(REVIC)が保有するフレンドリーの株式を15億4577万1400円で取得し、子会社化後も東証2部上場は維持する方針です。
フレンドリーは近畿2府3県を中心に、ファミレス「フレンドリー」や居酒屋「マルヤス水軍」など8形態のファミリーレストランを経営。1971年にファミレスに参入した老舗でしたが、近年では売上高は最盛期の半分以下に落ち込み、2014年からは政府系ファンドの支援を受けていました。経営を持ち直すことは難しく経営が危ぶまれていましたが、今回のM&Aで起死回生を図ります。
ジョイフルは1979年にファミレスに参入し、現在は業界国の3位の店舗数を誇る大手として知られています。九州を中心に全国で店舗を展開していますが、関西への出店は消極的であり、フレンドリーの系列店がある場所には出店をしていません。これはジョイフルの創業者が先輩であるフレンドリーの創業者からさまざまなアドバイスを受け、現在でも運営マニュアルや看板に活きていることが影響しています。今回のTOBもその恩返しの一環であり、今度はジョイフルが救う立場となりました。
今後はお互いのノウハウを融合し効率化を図ることでフレンドリーの黒字化を目指し、ジョイフルの関西圏における地盤固めも行います。
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