飲食業界での子会社化/売却額25億7100万米ドル(約288億円)
アメリカのAdvanced Fresh Concepts Corp.、ゼンショーホールディングス<7550>へ全株式売却し子会社化
- 売り手Advanced Fresh Concepts Corp.
- 買い手ゼンショーホールディングス
<7550>
- 売上高
- 253億円
- 業種
- テイクアウト寿司店の直営やFC
- 売却金額
- 25億7100万米ドル(約288億円)
寿司のテイクアウト専門店を営むAdvanced Fresh Concepts Corp.(AFC)は、ゼンショーホールディングス<7550>へ全株式10,000株を売却し、子会社化することを発表しました。
1986年創立のAFCは、アメリカでは3700もの店舗を展開しており、テイクアウト寿司業界ではトップ企業として知られています。また国内だけでなく、カナダ、オーストラリアにも展開しており合計すると4000店舗以上となるグローバル企業でもあります。代表取締役は石井 龍二氏。日本で育った彼は、スーパーで手軽に購入できるパッケージ寿司に親しんでおり、移住した際にこの利便性を懐かしく感じていたことが起業のキッカケとなりました。1986年当初はロスのスーパーマーケットチェーンにて寿司バーのコンセプトから始め、徐々にテイクアウトの文化を根付かせ、現在の成功を手にしたのです。
一方のゼンショーホールディングスはファミレスの「ビッグボーイ」や回転寿司の「はま寿司」など多数の外食産業を展開している企業です。中でも「吉野家」はブラジルやメキシコ、マレーシアなど8カ国に海外展開をしています。独自のマーチャンダイジングを持ち、食材の調達から加工、物流、販売まで、一貫して管理を行う方式です。
今回のM&AによってAFCのノウハウを活かし、メニュー開発から店舗立地開発までさまざまな分野でシナジー効果が期待され海外での事業展開に活かせると予想されます。
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