IT業界での株式譲渡/売却額20億6600万円
FA向け画像処理装置メーカーのファーストが東京エレクトロン デバイス〈2760〉へ全株式を売却
- 売り手株式会社ファースト
- 買い手東京エレクトロン デバイス
<2760>
- 売上高
- 20億2000万円(2017年5月期)
- 業種
- FA向け画像処理装置の開発・製造・販売など
- 売却金額
- 20億6600万円
1982年8月に創業の株式会社ファーストはアジアを牽引する画像処理事業と、画像応用システムの設計から保守まで行うソリューション事業の2部門に分かれています。創立の翌年には他社に先駆けて低価格でありながら小型で軽量な画像処理装置を発表。さらに、アジア圏のメーカーとしては初となる濃淡画像による高速パタンマッチング処理を可能にするなど、その画像処理技術は高く評価されています。日本だけでなく韓国や中国など海外にも活躍の基盤があり、ファクトリーオートメーション市場に大きな影響力を持つ企業です。いずれはロボット技術との融合を目指しており、これからも業界を牽引していく存在となるでしょう。
東京エレクトロンデバイスは、東京エレクトロングループの半導体商社部門が独立してできた企業であり、業界最大規模を誇る自社ブランド「インレビアム」を展開しています。香港やアメリカのシリコンバレーにも基盤があり、海外でも精力的に活躍中!半導体製品を軸として、ITソリューションの販売・保守、またファクトリーオートメーションサービスも高評です。これまでにもカナダのFidus Systems社や株式会社アバールデータなどと資本提携を行っており、今回のM&Aにも培ったノウハウが活かされています。
今後は、東京エレクトロンデバイスの販売ネットワークを活用し、ファースト社製品を販売していく方針。両者が持つ製造機能をお互いに活用することで可能になる生産の効率化や、画像認識をロボット技術に応用した新製品の開発も予定されています。
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