医療業界での株式・資産譲渡/売却額16億米ドル(約1800億円)

仏製薬会社UPSA SAS、大正製薬株式会社へ全株式と関連の事業資産を譲渡

  • 売り手
    UPSA SAS(UPSA社)
    UPSA SAS
  • 買い手
    大正製薬株式会社
    大正製薬株式会社
売上高
48110万米ドル(約550億円)
業種
医薬品製造・販売
売却金額
16億米ドル(約1800億円)
※為替は2018年12月19日時点のTTMレート(1米ドル=112.51円)で換算

Bristol-Myers Squibb Company(BMS社)が子会社を通じて所有しているフランスのUPSA SAS(UPSA社)の全株式と関連の事業資産を大正製薬ホールディングスの連結子会社・大正製薬株式会社へ譲渡することを発表しました。買収総額は16億米ドル(約1,800億円)。この手続はBMS社と大正製薬株式会社の間で、株式・資産譲渡予約契約を完了しています。

1935年に創業したUPSA社は、解熱・鎮痛剤などの総合感冒薬を主力に、胃腸薬やビタミンも剤製造・販売しており、フランスにおけるOTC医薬品業界の第2位のシェアを誇ります。また、フランス国内だけでなく、ヨーロッパ・アフリカ・アジア・ロシアなど60カ国に進出しており、世界で高い知名度を誇るブランドです。1994年にBMS社に全株式を売却し、現在は子会社となっています。

大正製薬HDは製薬業界では売上高ランキングの12位、大正製薬株式会社は「パブロン」や「リポビタンD」など国内で高い知名度を誇ります。先細りが懸念される国内需要だけでなく国際的な競争力を求めており、2009年にBMS社より商標権等を購入しアジア地域を中心に進出を進めていました。今回のM&Aは欧州市場のプラットフォームを得るだけでなく、持続的な成長を期待しています。フランスを中心とした欧州諸国で影響力のあるUPSA社と、日本と東南アジアでの事業基盤を持つ大正製薬が共同で、開発やマーケティングなどのノウハウを相互にシェアし活用し成長を目指しています。

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